「駆け込み女と駆け出し男」を映画館で見てきました。
映画館は多分「晴天の霹靂」以来かな。
邦画が続きます。
まぁ、大泉洋が出ていなかったらDVDで見るだけにとどまっていたと思うのですが…。(笑)
まだ公開されたばかりの映画ですので
内容を知りたくない人は見ないでくださいね。
『あらすじ』
江戸時代は女からの離縁は叶えられず
唯一、離縁するには「東慶寺に駆け込み2年過ごす事。」
東慶寺に駆け込めば離縁できるという事でたくさんの女性が駆け込んでくる東慶寺を舞台にしたお話です。
『感想』
まず第一に思ったのが
昔の言葉がわからない。
と言う事。
「えっ?今なんていった?どういう意味?」と言うシーンが多く出だしからあせりました。
「やばい…。内容がわからないかも…。」と不安になりました…。
実際によくわからない部分もあったのですが
後から「多分こういうことなんだろうな。」と自分なりに解釈しました…。
冒頭から若干、エロいシーンも出てきたりで「言葉もわからないしエロイし…。」と困惑したのですが
女性の背中にかかれた日本画?ピンク画が艶かしく芸術性を感じ、
最初はなんか不安だらけで始まったのですが
東慶寺についた頃には大泉洋も出てきたりしたので落ち着いて見だすことが出来ました。
映画に使われている音楽もよく、後半はすごく落ち着いて見ることが出来ました。
ひどい目にあって家を出てきた戸田恵理香演じる「じょご」と妾の「お吟」が助け合い
必死に東慶寺に駆け込むシーンも危機迫る感がありドキドキしましまた。
なんといっても満島ひかり演じる「お吟」のお歯黒&眉毛なしには驚かさせるとともに
実は東慶寺に駆け込んだ本当の理由が粋でお吟には驚かされました。
「じょご」は頭もよく働き者で真面目で、東慶寺で過ごした後どうなるんだろう?と思っていたら
まさか信次郎とくっつくとは…。
「ラブストーリーだったの?」とちょっとびっくりもしたのですが
キスシーンにもっとびっくりしました。(笑)
面白いシーンもありながらもドキドキしたり、涙したり
色んな感覚がじんわりと襲ってくるいい映画でした。
昔の映画をみると昔は理不尽なことが多すぎで
「本当に今の時代に生まれてラッキーだった。」と感じることができます。
現在でも「平等」といわれながらも、理不尽なことはありますが
「昔の人がいろいろがんばってきてくれたからこそ、今の時代がある。」と思うと感謝しないといけない。
と強く思える映画でした。
いつか東慶寺に行ってみたいと思っています。
「東慶寺花だより」も読んでみたいです。
大きく笑い、泣きというような映画ではないですが
「そうなの?」「そんなことで?」と色々感じることが出来、
ゆっくりじっくり見ることの出来る映画です。
実際、うちの近所の映画館はあまり人は入っていなかったのですが
是非、時間があれば見てもらいたいと思います。
特に女性にオススメします。